石川のリーダシップや厳しさは、ずいぶん経ってから「あの時うるさく言ってくれてありがとう。やっとそれがわかった」と言われるタイプかもしれない。年齢を重ねるにつれ、周りと折り合いがつき、良い関係になっているのがホッとする。

日本ジュエリーベストドレッサー賞を受賞した藤本美貴(2025年8月撮影) ©時事通信社

口うるさいとウザがられていた石川の評価は…

 現在の石川は再びライブやイベントの開催にも意欲的な姿勢を見せている。ハロプロメンバーとの交流もさかんだ。昔、口うるさいとウザがられていた厳しい姿勢は、十数年と経ってみれば黒歴史にならず「楽しかった青春」。

モーニング娘。「ザ☆ピ〜ス!」(2001年)

 思い出してみれば、石川が参加するユニットソングは、「応援」をテーマにした名曲が多かった。

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「カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)」の「恋人は心の応援団」もそうだし、美勇伝の名曲、「愛~スイートルーム~」もタイトルは色っぽいが、全人類に向けた、生きるための応援歌だ。

「愛がある 確かに愛だ 表現にルールはない」(「愛~スイートルーム~」作詞・作曲 つんく♂)

 いつだって頑張りすぎてきた200%アイドル、石川梨華。

 こだわらず、どんな表現も愛と真面目さで挑戦し、空回りもしてきた彼女だからこそ、伝えられることがある。多くの人の心の応援団長になるはずだ。

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