石川梨華は、2000年代、国民的アイドルとして人気を誇ったモーニング娘。をけん引した一人。全盛期の大ヒット曲「ザ☆ピ~ス!」「シャボン玉」のセリフ、「AS FOR ONE DAY」のAメロなど、石川が歌ってこそ物語が広がったシングルは数多い。私にとっても、歴代モー娘。のなかで特別な一人だったのに、卒業はいつごろだったのか、シングルはなんだったのか覚えていないのだ。
調べてみると、2005年、彼女が20歳の時、26枚目の「大阪 恋の歌」だった。この時期、矢口真里が小栗旬との熱愛がスクープされ、話題を全て「矢口脱退」に持っていかれてしまったのが大きい。
少々尻すぼみになってしまった卒業。しかし、卒業前に結成していたユニット「美勇伝」は卒業後も継続し、石川は、ここでさらに持ち前の自己犠牲精神を発揮し、そのアイドル力を見せつけた。
ママタレになった転機
石川は、現在ママタレントとして活躍している。今の彼女の表情は、あの「すべてに全力投球です!」という力の入りまくった笑顔とはまた違う。ほんのりやわらかだ。
2018年4月に第一子男児、2020年1月に第二子男児を出産しているが、肩の力が抜けたのは、2人目の妊娠がきっかけだという。それまでママ友が心配するほど慎重だった長男の子育ても、身重では無理なことが増え、「マニュアル子育て」から離脱したのが転機になったというのも、彼女らしい。
しかし、育児や家事に専念している2020年あたりは、やはり自撮りも更新もガタッと減っている。その2年後のインスタグラムの投稿では、産後ダイエットの成功を報告。
「産後ダイエットが成功するまで自分のパンパンな顔を見るのも嫌で写真、自撮りなんてほぼ撮らなかった。鏡すら見なかった」(2022年6月24日)
「でもね、みんなに梨華ちゃん可愛いって言ってもらいたくて、頑張れた! 結果、ダイエット成功したよ! 自信持ってみんなに会えたよ」(同)
投稿に付いているタグは#石川梨華と#リアル梨華に分かれていた。アイドルとしての完璧主義は、いまだ健在のようだ。
