とにかく女性問題だけはやめて

 そもそもスキャンダルが全くない人なんているのだろうか。民間人でもよく政治家を痛烈に批判する人や、自身の政策についての考えを披露する人をお見かけする。その中には本当に惚れ惚れするような優秀な人もいて、「だったら〇〇さんが立候補したらどうでしょうか?」なんて言いたくなるけど、ほぼ全員と断言できるほど、「いやー、俺はスキャンダルあるから」と辞退してしまう。

 立派そうに見える人でもみんな、何かしらスネに傷を抱えているのだろう。だから私もいつか何かあるかもしれないけど許してほしい。

スマホを開くと……。写真はイメージ ©getty

 ところで冒頭の広報担当者からのメッセ、とにかく女性問題だけはやめて。そんな祈るような気持ちで恐る恐るスマホを開くと、文春での連載のオファーだった。

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