「撮影で走ることで鍛えられ、筋肉がつきました!」
現在放送中の『絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜』についてそう語ったのは、主演を務める沢口靖子(60)。35年ぶりのフジテレビ連続ドラマ主演、初の月9出演とあって熱意は十分だが視聴率は冷え込んで……。
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「月9ワースト作品になるのではと危惧されている」
人気刑事ドラマシリーズで、これまで上戸彩や沢村一樹が主演を務めてきた『絶対零度』。シーズン5の今作は「情報犯罪」がテーマで、沢口は特殊詐欺やサイバーテロに対峙する溌剌とした刑事を演じている。
「町中を全力疾走し、犯人を一撃で倒したかと思えば、カラオケでVaundyの楽曲を熱唱。第5話では手足を縛られ監禁され、首を絞められる過激なシーンも演じていた」(スポーツ紙記者)
だが今年還暦を迎えたばかりの沢口による奮闘も虚しく、視聴率は惨敗。
「初回の世帯視聴率は6.5%でしたが、2話以降は5%台以下。月9の歴代最低視聴率を記録した『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』を思わせる低迷ぶりで、月9ワースト作品になるのではと危惧されている」(同前)
『科捜研』への思いを断ち切るため出演したが…
沢口と「警察もの」と言えば、真っ先に思い浮かぶのが、『科捜研の女』だろう。沢口演じる榊マリコが科学捜査を駆使して事件の真相に迫る物語で、1999年に始まって以降『相棒』と並ぶテレ朝の看板ドラマとして親しまれてきた。だが、
「ストーリーがマンネリ化したこともあり、近年は視聴率が低迷。全編を東映の京都撮影所で撮影するので移動費や滞在費といったコストがかかり、厳しい状況だった。そのため25周年を迎えた昨年放送のseason24でレギュラー放送は終了。正式発表はしていませんが、事実上の打ち切りとなった」(テレビ局員)
沢口にとって『科捜研』はライフワークともいえる特別な存在だ。

