「本人はまだまだ続けるつもりだったのでは」

 ドラマ関係者が語る。

「白衣の下のマリコの衣装は、沢口さん自らがこだわりを持ってセレクト。つい数年前には京都へ通うため、新幹線へのアクセスがいいマンションを3億円で購入したという話もあった。まだまだ続けるつもりの中での打ち切りだったのでは」

『絶対零度』への出演を決めたのも、『科捜研』への思いを断ち切るためだった。

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「冷静沈着で天然な一面を持つマリコとは真逆のキャラクターを演じることで、脱『科捜研』を狙う意図もあったのでしょう。しかしマリコのイメージは根強く、沢口さんのイメチェンに違和感を覚える視聴者が多かった」(芸能記者)

ピンチの沢口がすがる“当たり役”

 長年の役が裏目に出て、窮地に立つ沢口。そんなピンチに彼女がすがるのも、やはり「あの役」なのだ。

「実は来年1月23日に『科捜研』の2時間スペシャルドラマが放送予定。撮影は10月下旬から11月の頭にかけて京都で行われましたが、沢口さんは『絶対零度』の現場を一時抜けて撮影に臨んでいました」

「科捜研の女」の沢口(ドラマHPより)

 そう語るのはドラマ関係者。なぜ、このタイミングで復活するのか。

「シリーズ継続を望んでいた東映のプッシュがあったのかもしれません。局内には『なぜ今更』との声もありますが、『科捜研』には固定ファンがいる。現時点で連ドラとして続編を制作する予定はないが、今回の視聴率次第では今後も単発ドラマや映画で続く可能性が残されています」(同前)

 テレ朝にこの件について尋ねたが、「今後の編成についてはお答えしません」。

 フジの沢口とテレ朝の沢口。果たして勝つのは?

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