その通知をタップし、「続ける」、「サウンドを再生」とタップ。利用可能な場合は「近くを探す」をタップして、「正確な場所を見つける」を使うと、画面の指示、「サウンドを再生」によって不審なAirTagが見つかるだろう。
見つかったら、iPhoneの上部を近づけると通知が表示される。通知をタップすると、シリアル番号またはデバイスID、AirTagを登録した人の電話番号下4桁または伏せ字の入ったメールアドレスがWebサイト上に表示される。
記録のためにAirTagと持ち主情報のスクリーンショットを撮影すること。そして、「持ち物を無効にする手順」をタップし、画面の案内に従って無効化し、位置情報の共有を停止しよう。身の危険を感じる場合は、警察に被害を届け出てほしい。
なお、この通知を受け取るためには、事前の設定が必要だ。
iPhoneの場合
・「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」をオン
・「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」→「システムサービス」→「iPhoneを探す」をオン
・「設定」→「Bluetooth」をオン
・「設定」→「通知」→「トラッキング通知」→「通知を許可」をオン
※機内モードはオフ
以前はAndroid端末では通知が表示されなかったが、現在は改善されている。「不明なトラッキングアラート」機能で検出でき、この機能は初期設定で有効になっている。「設定」→「緊急情報と緊急通報」から確認できる。
AirTagが役立つこともたくさんある
一方、AirTagのおかげで犯罪を摘発できたケースもある。
コメの価格高騰で、倉庫から玄米が盗まれる事態が相次いだ。今年2月、青森県のある農家で30キログラム入りの米袋が10袋ほどなくなっていることに気づき、警察に被害届を出すことに。農家の男性が米袋にAirTagを入れておいたところ、数日後に今度はAirTag入り米袋2袋が盗まれ、位置情報を基に容疑者を割り出し、逮捕に至ったという。