女性からの一言で、ダイエット熱に火が点いた

――現在は、モデルやインフルエンサーとして活躍されています。野球の道を諦めたあと、どうしてその道に進むことになったのでしょうか。

小松田 プロ野球選手を目指していた間は、ずっととんでもない量の食事を続けていました。でも、プロを目指さないなら、もう無理して食べる必要はないなって。そしたら、もともと食が細かったのもあって、自然と痩せていったんですよね。

体重のピークは中学時代の約100キロ。その後は高校、大学でハードな練習をこなしていき、80~90キロほどを推移していたという 写真提供=本人

――特にダイエットを意識したわけでもないのに?

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小松田 はい。食事量だけじゃなく、運動量も減ったから脂肪も筋肉も落ちて、体重も半年で70キロくらいになったんですよ。そしたら、久しぶりに会った女性の友人から「あれ、なんか垢抜けた?」って言われて。恋愛経験ゼロだった私は、その一言で舞い上がっちゃって(笑)。そこから、ダイエット熱が一気に加速しました。

――どんなダイエットをしたのでしょうか?

小松田 まず食事は、18時以降に食べない。あとは夕飯で炭水化物を少なめにするよう心がけていました。運動は「細い筋肉」をつけるトレーニングを意識していました。

――細い筋肉?

小松田 例えば同じスクワットでも、前側の太ももを鍛えると、足はどんどん太くなっていきます。一方で、裏側を意識して鍛えると、太くせずに筋肉を鍛えることができるんです。

プロ野球選手を目指さなくなり、食事量を減らしたら痩せ始めた 同前

――ダイエットにも、野球で得た知識が活かされていそうですね。

小松田 そうなんです。選手時代は、「太くする」トレーニングをしていました。だから、ダイエット目的ならその逆のトレーニングをしたらいいんだなって。また、大学ではスポーツ系の学科に通っていたので、その知識も役立ちましたね。

――ダイエットの結果、体型はどのように変化したのでしょうか。

小松田 大学を卒業する頃には、57キロまで落ちました。一番太っていた中学生時代には約100キロあったので、結果的に40キロほどの減量に成功した計算になります。実は、極端に絞りすぎて40キロ台まで落ちてしまったこともあるんですよ。そのときの見た目が、全然健康的じゃなくて。試行錯誤した結果のベスト体重が、50キロ台後半~60キロ台前半、という感じです。