父の敵討ちに失敗し、「死者の国」で再び復讐に向かう孤独な王女を描いた、細田守監督4年ぶりのアニメ映画『果てしなきスカーレット』。主人公の声を担当した芦田愛菜(21)が、次に挑戦する大作が――。
◆◆◆
「直筆のお手紙を頂きました」
慶應大学で学ぶ傍ら、テレビにCMにと、相変わらず活躍中の芦田。今年3月には国連開発計画の親善大使にも就任した。芦田の前任者で、27年間にわたって親善大使を務めた、俳優の紺野美沙子が語る。
「就任にあたって、上品なりぼん柄のカードに直筆のお手紙を頂きました。27年間を労う言葉と共に『新しい経験にワクワクしている』『これから少しずつ学んで、自分らしく務めを果たしていきたい』という愛菜さんの想いが書かれていた。学業やお仕事にお忙しいでしょうに、きちっとした方だと感心しました」
さらにはこんな秘話も。
「実は、私の愛犬の名前が『コハル』なんですが、愛菜さんの愛猫も同じ“コハル”で、『運命だ!』と感激しまして(笑)。まだお若いですけど、愛菜さんのお陰で、若い人たちが国際協力の大切さに気づいてくれるんじゃないかと、とても期待しています」(同前)
今年、俳優としての大仕事となったのが11月公開の『果てしなきスカーレット』だ。劇中では芦田演じる王女・スカーレットが絶叫するシーンも登場。彼女の想い入れも強いという。
「闘う王女役を体得するため、動乱の世を生きたジャンヌ・ダルクやエリザベス1世などについて調べて勉強したそうです。ただ、作品の賛否は真っ二つ。公開3日間の観客動員は、細田監督の前作『竜とそばかすの姫』の4分の1にも満たない鈍いスタートとなっています」(映画関係者)
そんな芦田だが、年明けからは心機一転、新たな作品の撮影に入るという。
「ライトノベル『薬屋のひとりごと』(日向夏著)の実写映画です。漫画化やアニメ化も話題になり、小説と漫画の累計発行部数は4500万を突破したほどの大人気作。この映画の主演を、芦田さんが務めるのです」(出版関係者)


