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「1万円でお腹を叩かせて」
白木に促されてこたつの座布団に座ると、白木も隣りに座ってきた。てっきり体でも触るのかと思いきや、開口一番、こんなことを言ってきた。
「オレは下半身のマッサージは要らない」
「えっ?」
「SMは好きか?」
「ノー、ノー、そういったサービスがいいなら、別の店でお願いします」
すると白木は1万円札をこたつの上に置き、「じゃあ、これで私をいじめてほしい」と言って自分の腹を見せた。そして、「このあたりを叩いて欲しい」とジェスチャーで説明。
「この1万円はあげるよ。1回叩いたら1000円、10回叩いたら1万円を追加料金として払う」
エイミーさんは戸惑いながらも、白木の腹を何度か叩いた。すると白木は「もっと強く叩いてほしい。もっともっと強く!」と興奮状態になり、「もうできません……」と言うと、また1万円札を差し出してきた。
「今度はあなたのお腹を叩かせてくれ」
「ノー!」
「私もあなたと同じように優しくゆっくり叩くから」
しぶしぶエイミーさんは了承したが、だんだん強く叩くようになり、その真剣なまなざしを見て怖くなり、「もうやめてください」と拒絶すると、「分かった。じゃあ、お腹を見せるだけでいいから」と“妥協”してきた。
