娘の最後の声

 オルガは母親に「子熊も3頭いて、親を真似るようにして咬みついてきた」と伝えた。

写真はイメージ ©getty

 しかし電話越しでできることなどかぎられている。それからおよそ1時間、母親はオルガを励まし、脱出のために思いつくかぎりのアドバイスを続けた。しかし、母親の懸命の行為も徒労に終わってしまう。

 オルガは「もはや痛みを感じなくなった」と言い、「お母さん、いろいろとごめんね。許してね。大好き」とつぶやいたのを最後に、その声は聞こえなくなった。

次の記事に続く 遺体を喰らう熊の歯には「父親の帽子」が挟まっていた…父娘を殺害した凶悪グマのその後(海外の熊事件・平成23年)

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