19歳女性の遺体から検出された大量の薬物、そして「生きたまま切り刻まれた」という衝撃的な証言。警察は人身売買組織の関与を疑い、2人の男を殺害容疑で逮捕する。しかし……。今なお真相が闇に包まれた古今東西81のコールドケースを扱った文庫『読んで震えろ! 世界の未解決ミステリー』(鉄人社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/最初から読む

写真はイメージ ©getty

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生きたまま体を切り刻まれた可能性

 さらに、検死官はカリーナが生きたまま体を切り刻まれた可能性があることも言及。それが単なる可能性ではなく事実であると証言する女性まで現れた。その女性が警察に語ったところによれば、知り合いのスマートフォンに残された動画で、生きているカリーナが切り刻まれる様子を見たという。スマホの持ち主はルイス・ルイーズ(同37歳)。

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 過去に犯罪歴があり、違法薬物の販売以外に、他人に売春をさせて金を搾取する人身売買に関与、複数の殺人事件にも関係していると疑われていた男だった。

警察は「2人の男」を逮捕

 2012年7月22日、警察はルイスをカリーナ殺害容疑で逮捕する。そしてもう1人、同じくカリーナの殺害に関与したとして逮捕されたのが、以前ルイスと同じ人身売買組織に属していたジミー・マッシー(同33歳)。このときすでに別の罪で刑務所に収監されていたが、同じ房にいた受刑者2人が、カリーナを殺したのは自分だと自慢げに話しているジミーのことを密告したのが逮捕のきっかけだった。

 警察の見立てはこうだ。