被害者が通報「闇バイト」関係か?
警察によると、被害に遭った店舗 兼 住宅は、ガラスが割られた箇所は確認されておらず、侵入場所や方法は分かっていません。
男らは侵入後、2階の寝室で寝ていた80代の経営者の男性とその妻の口や手をテープで縛り、約1000万円を奪ったといいます。
被害者の男性は、男らのすきを見て自力でテープを外し、警察に通報。
3人が車で現場付近に戻った約4分後に警察のパトカーが駆けつけましたが、3人はパトカーがやってきたのと逆の方向に逃げていきました。
夫婦にけがはありませんでした。
3人は、いずれも身長170cm以上で、年齢は20代から30代。
黒っぽい服装で、目出し帽をかぶっていました。警察は、強盗事件として調べを進めると共に、闇バイトによる犯行の可能性も視野に入れ、男らの行方を追っています。
年末は特に注意が必要
元埼玉県警捜査一課警部補の佐々木成三氏は、今回の事件は「闇バイト」が関係している可能性が非常に高いといいます。
その理由として、「高齢者が狙われていること」「現金を狙っている」「現場付近に長時間滞在し、目立つ行動を堂々と行っている」点が挙げられるといいます。
佐々木氏によると、長時間にわたって現場付近に滞在するということは、手慣れた犯人はあまりしない、下見もしていない証拠だといい、さらに、目出し帽をかぶるなど目立つ行動をするのも、素人の犯行の可能性が高いそうです。
また、12月はボーナスの支給があり、金融機関が年末年始休みに入る上、正月に向けた準備などで、普段より多い現金を“持つ”または“自宅保管”する機会が自然と増えるため、いつも以上に現金を狙った犯罪が増加する傾向にあると注意を促します。
元埼玉県警捜査一課警部補 佐々木成三氏:
年末年始は、強盗だけではなく特殊詐欺も一番増える時期。
現金を持ち歩く時間は、ひったくりなどの街頭犯罪も増えるので、より一層の防犯意識を持っていただきたい。
(「サン!シャイン」 12月23日放送)







