「闇バイト連続強盗事件」指示役4人逮捕は氷山の一角だ。六本木の“アジト”を「週刊文春」記者が訪ねると――。
指示役たちが頻繁に利用する六本木のバー
クリスマスシーズンの到来に浮き立つ東京・六本木。街の中心部に位置する雑居ビルに、夜が深まるほど活況を呈するバーがある。扉は常時施錠され、インターフォンを押して来店を告げる。黒を基調とするラウンジ風の店内には、カウンター席とは別にカラオケ付きの複数の個室が完備される。壁際にソファが配されたその部屋は、長時間の滞在に適している。
捜査関係者が明かす。
「ここは今回逮捕された指示役や、その交友関係者がグループで頻繁に利用する場所。当局が着目している立ち入り先だ」
いわば、指示役たちの“アジト”の1つである。
店の代表者に指示役や交友関係者について尋ねると、突然の取材に戸惑いつつこう語るのだった。
「2年前は頻繁に来店していて、昨年はちょくちょく来ていた感じ。ほとんど個室利用でした。色々なことをやっているとは耳にしていますが、こちらから何をやっているかは聞かないことにしています。警視庁の方は2月ぐらいに尋ねて来ました。でも、うちは何も関係ありませんから」
その直後、非通知番号から電話があった。
《この続きでは、記者にかかってきた電話の衝撃的な内容、「匿名・流動型犯罪グループ」(トクリュウ)の動向、12月5日に逮捕された指示役たちの特徴などを詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および12月10日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる。》

