面接で「選ばれる人」と「埋もれる人」は何が違うのか。就職活動で100社以上に落ち続けた苦い経験を持つ気象予報士の佐藤圭一さんは「どんな人の中にもある『華』を見つけ、それを打ち出せるかどうかにかかっている。お手本は、箱根駅伝で青山学院大を3年連続9度目の優勝に導いた原晋監督の手法だ」という――。

撮影=プレジデントオンライン編集部 日本テレビの箱根駅伝宣伝ポスター写真 - 撮影=プレジデントオンライン編集部

青学・原監督がつくるチームの「華」

お正月の風物詩、箱根駅伝。今年も青山学院大学が総合優勝を果たした。3年連続9度目。同一大学が3連覇を2度達成したのは史上初の快挙だ。

毎年話題になる「○○大作戦」という作戦名。今年は「輝け大作戦」だった。レース後のインタビューも含めて、青学というチームには独特の「華」がある。

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私はテレビ越しに優勝の瞬間を見ながら、「これぞブランディングだ」と感じていた。青学の「華」は、偶然生まれたものではない。原監督が長年かけて作り上げてきた、戦略的な「わかりやすい個性」なのだ。

実は私自身、かつて就職活動で100社以上に落ち続けた経験がある。そこから「選ばれる人」と「埋もれる人」の違いを痛感してきた。

今回は、青学のブランディングと私自身の経験を重ねながら、人を惹きつける「華」の正体について考えてみたい。

キー局の面接官に教わった「受かる人の条件」

私が就職活動で、数百、数千に1人という競争率になることもあるアナウンサーを目指していた頃、全国ネットのテレビ局で活躍するアナウンサーに「どんな人が試験に受かるのですか?」と聞いたことがある。

容姿端麗な人か、高学歴な人か、それともニュース読みが上手い人か。返ってきた答えは、予想とは少し違っていた。

「華のある人だよ」

私は聞いた。「華とは、見た目の良さや輝かしい経歴のことですか?」すると、その方は首を横に振った。

「違う。華というのは、『わかりやすい個性』のことだよ」

面接が終わった後に、「あの○○の子、面白かったね」と一言で思い出せるかどうか。面接官同士が共通認識を持てる「タグ」があるかどうか。それが「華」の正体だというのだ。