「○○大作戦」という作戦名も同じだ。一言で今年のチームをどのように注目すればいいのかが伝わる。
没個性な集団が多かった駅伝界の中で、青学は強烈に「わかりやすかった」。
「勝ったから華が出た」のではない。華のあるチームに人が惹きつけられ、有力な選手や応援する人が集まり、強いチームになったのだと思う。
「試合に一度も勝てなかった野球部の部長」の話
私は今、就職や転職活動の相談に乗ることがある。ある学生が「野球部の部長をやっていたが、試合で一度も勝ったことがないので就活には使えない」と悩んでいた。
こんなおいしいネタはめったにない。「一度も勝てなかった部長」なんて、逆に珍しすぎる。負け続けた中で何を考え、どうチームと向き合ったのか。そこには彼にしか語れないストーリーがあった。結果、彼はこのエピソードで志望企業から内定を獲得した。
「ラーメンの食べ歩きが好き」という学生が、面接官の地元のおすすめ店をプレゼンして大企業に受かった例もある。
輝かしい実績だけが個性ではない。地味だからこそ、目立つことだってある。
あなたの「普通」に、華は眠っている
就活や転職、プレゼンの場において、私たちはつい「スーパーマン」になろうとしてしまう。欠点を隠し、マニュアル通りの言葉で、自分を大きく見せようとする。
だが、それは「その他大勢」に埋もれる落とし穴だ。
強さや輝かしい実績だけが個性ではない。弱さも、失敗も見せ方一つで「華」になる。あなたが「普通」だと思っていることの中に、実は圧倒的な個性と華が眠っているかもしれない。
気象キャスター、リポーター
長野県岡谷市出身。学生時代、アナウンサーを志すも100社以上から不採用通知を受け取る。それでも粘り強く挑戦を続け、ローカル局でキャリアをスタート。その後、文化放送の報道記者・リポーターとして国会や首相官邸、災害現場など幅広い取材を経験。現在は気象予報士としての資格を生かし全国ネットのテレビ局やラジオ局で気象キャスターとして活動している。
