桑田と長野の“決定的な違い”とは

 長野氏は1月から球団の編成本部参与を務めるかたわら、ラジオ局で冠番組もスタート。さらに大学院進学の意向を表明するなど、引退後も大忙しだ。

冠番組がスタートした(番組公式HPより)

 巨人OBで大学院に進学した“頭脳派”といえば、10年に早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程を首席で修了した桑田真澄氏(57)が有名だろう。

「その桑田氏は二軍監督を務めていましたが、25年シーズン限りで退団しました。球団としては、同じく頭脳派の長野を“第二の桑田”として育てていこうとしているのではないか。

ADVERTISEMENT

 桑田氏は理論派な一方で天才肌気質でもありましたが、これは長野氏にも言えること。継承者としての資格は十分です」(スポーツ紙デスク)

©文藝春秋

 ただ、桑田氏と長野氏には決定的な違いがあるという。桑田氏は将来の監督候補としても期待されていたが、「長野氏は監督が務まるタイプではない」(同前)というのだ。なぜか。

「あがり症で、大勢の前で話すのがとにかく苦手なのです。試合で活躍してお立ち台に呼ばれても『おれじゃなくていいでしょ』と逃げることはザラ。昨年11月の引退セレモニーでも『1人で話すのが無理』と頼み込んで、ヒーローインタビューの形式に変えてもらったほど。

 ラジオでも終始ガチガチで嚙みっぱなしですし、監督として番記者に囲まれるのは無理でしょう。監督ルートではなく、フロントの要職に就くのでは」(同前)

 因縁の相手とも関係修復した胆力を武器に、フロントでのし上がれるか。

次のページ 写真ページはこちら