自身がプロデュースするグループ「HANA」とともに、2025年末の紅白歌合戦で大きなインパクトを残した、ちゃんみな(27)。現在は全国7都市をまわるアリーナツアーの真っ最中で、その勢いは止まらない。彼女は、どのようにして独自のスタイルを築いたのか? “育ての親”へのインタビューを掲載した「週刊文春」の記事を全文公開する。

ちゃんみな(2025年国際音楽賞「MUSIC AWARD JAPAN」授賞式)©時事通信社

 

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 初の紅白を終えた直後、ちゃんみなは自身のパフォーマンス映像を厳しい表情で確認していた。

「見終わると、にっこり。念願だった紅白の舞台で、自分がプロデュースするHANAと一緒に歌うことに強い責任感を背負っていたので安堵した部分もあったと思います」

 そう振り返るのは、ちゃんみなの“育ての親”だ。

 2017年、18歳でメジャーデビュー。

「20歳の時に制作したアルバム『Never Grow Up』は総再生数3億回超え。今やZ世代を代表するアーティストの1人です」(音楽ライター)

 紅白では強烈なインパクトを残した。身体のラインが露わになったゴールドの衣装を身に纏い、男性ダンサーに抱えられながら、ラップを畳みかけ大胆な開脚ポーズをみせたのだ。

“育ての親”事務所社長が出した「唯一のNG」

 “育ての親”で所属事務所レインボーエンタテインメント社長の栗田秀一氏は演出意図をこう代弁する。

「『私はこういうアーティストだ』という意思表示だったのでは。この曲は容姿を否定された自身の経験が基になっていて、他者からの否定に明確なNOを突き付ける彼女の生き様が投影されているんです」

ちゃんみなを囲むHANA(NHK紅白歌合戦Xより)

 栗田氏は今回、ちゃんみなに唯一、“NG”を出していたことがあるという。

「昨年5月のミュージックアワードジャパンでは天井から吊るされたフープに跨り、『WORK HARD』のMVではスタントなしで飛行機から飛んじゃう。今回も、怖いから飛ぶのだけはやめてくれってお願いしました(笑)」

 ちゃんみなと初めて出会ったのは約10年前、栃木県足利市のクラブだった。