2/3ページ目
この記事を1ページ目から読む
「大事な初戦」でホームランを浴びてしまったときの心境は……
中国戦は3対0とリードして迎えた5回表に登板、運よく3者連続三振に抑えられました。5番打者をフォークボールで空振り三振。6番打者はストレートで空振り三振。7番打者にはフォークボールで空振り三振です。
「第2先発」とはいえ、リリーフです。「リリーフ投手のよさ」というのは三振を取って反撃の芽を摘むところだと思います。僕の武器であるフォークボールをそういう場面で活かしたいと考えていました。その意味で、3者連続奪三振は思惑通りで気持ちよかったです。
「味方が点を取った次の相手の攻撃を無失点に抑える」という野球のセオリーもありますし、5回表の3者三振は「流れ」をさらに味方に引き寄せられたと思います。
ただ、6回表には梁(リャン)選手にレフトにホームランを浴びてしまいました。僕より2歳上の梁選手は東京都出身。調布シニア時代の1歳下には清宮幸太郎選手(現・日本ハム)、東海大菅生高時代の2歳下に田中幹也選手(現・中日)がいます。
メンタルスポーツでもある野球は「気持ちの切り替え」が大事なので、「早く気持ちを切り替えよう」ということをすごく意識しました。ホームランを打たれようとも試合は続いていきます。打たれたことを引きずっていては、負のスパイラルに陥ります。特にWBCは、ほぼトーナメント形式の短期決戦です。
野球に限らず、大舞台や短期決戦では「気持ちの切り替え」が一つ、大事になってくるのではないでしょうか。