「ものまね女四天王」として一世を風靡した伝説の女性お笑い芸人・しのざき美知(57歳、2018年に「しのざき見兆」に改名)。タモリ、ビートたけし、志村けんといった大御所に愛されながらも、25歳で電撃引退した彼女が、当時の貴重な共演秘話を明かした。
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「おまえ、宮沢(りえ)に似てるなあ…」ビートたけしから掛けられた忘れられない言葉
しのざきが最も印象深く語るのは、ビートたけしとの思い出だ。『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』では「シード選手」として特別扱いを受けていたという。
「たけしさんから『シード選手だからな』って言われましたし、私以外の女芸人さんは爆破されたり、バンジーで飛ばされたりしてませんでしたね」
そんなたけしから掛けられた忘れられない言葉がある。
「『しのざき。おまえ、宮沢(りえ)に似てるなあ……』って言われたんです。ロケバスの中で、私を見てふっと言ったんです。『えええええ!』って、うれしくてうれしくて。あんまりにもうれしくて、そのままオフィス北野でマネージャーやってる人と結婚しちゃったくらいですから」
ビキニでコントを披露、そのとき志村けんに言われた忘れられない言葉とは?
一方、志村けんとの共演では、優しい気遣いに感動したという。ビキニを着るコントで尻込みしていた時のことだ。
「志村さんがスーッとやってきて、コソッと『しのざき、ごめんな』って言ってくださって。それで不安みたいなものがパッと消えたのは、忘れられないですね」
志村は普段から「大きな声なんか出さない方で、囁くように話される」人だったと明かす。「『こういうときは、こう動くんだよ』なんて、他のコントでも丁寧に指導してくださったり。すごく気を使ってくれて、優しいんですよ」
しかし、すべてが順風満帆だったわけではない。和田アキ子との共演では、スケジュールの手違いで遅刻してしまい、「マジで首絞められました」という衝撃的な体験も。「『白ブタちゃん、今日はどうした?』って。血の気が引きました」と当時を振り返る。
人気絶頂の25歳で芸能界を引退した理由
そんな中、売れっ子だった彼女がなぜ25歳で引退を決意したのか。
「自分の中で、結婚と引退は『しのざき美知物語』の区切りとして、絶対に必要なことだと思っていました。“女芸人は結婚できない”みたいなイメージを打ち破りたかったんです」
引退時には『ものまね王座決定戦』のプロデューサーから土下座で引き止められたという。「『おまえの代わりはいないんだよ』って。それで『何が欲しいんだ? シャネルスーツか?』って言われました」と笑いながら語るが、「『シャネルスーツ、私が入るサイズなんてないんだけどな』って思いましたけど」と、当時の心境を明かしている。
現在は「ブギ子とウギ子」として活動を再開した彼女。「『人生、何度でもスタートできるんだよ』っていうことを、私たちの姿を通して伝えたい」と語り、新たな人生のステージを歩んでいる。
〈つづく〉
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