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それぞれの国では、性売買に対する行動に差が認められる。99年に世界で初めて「買う側」を処罰対象にしたスウェーデンと、2002年に合法化に踏み切ったドイツの比較調査(23年実施)では、男性で「性的サービスを『購入』したことがある」と回答したのはドイツで4人に1人だったのに対し、スウェーデンは1割に満たなかった。
フランスでの立法を主導した元国会議員のモード・オリビエさんは「買う人がいるから、売る人がいる」と断言。その上で、性売買を受容する社会からの脱却が、男女平等を目指す上でも重要だと訴えた。
【編集後記】「日本の性産業はどうしてあんなに大きいの?」。海外の友人に尋ねられたことがあった。正確な知識がなく、どう答えたらいいのか分からなかった。取材を進めて分かったのは、性売買を巡る問題は複雑で、各国はいまだ規制の在り方を模索しているということだ。日本では今後どのような議論が展開されるのか、引き続き注視したい。(時事通信外信部記者・巽音)。
