また、スマホやインターネットサイトには、かつてのDVDにはなかった、数々の機能があります。

 新たなコンテンツの存在を教えてくれる「通知機能」、ユーザーの趣味・嗜好に沿ったおすすめを表示してくれる「アルゴリズム」などです。

 AIに嗜好を学習され、関連するコンテンツを次々に見せられたリョウタさんは、視聴をやめるタイミングを完全に見失ってしまったのです。

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キャリアウーマンからの相談

事例 ミサキさん(29歳)

 私は、周りから「しっかり者」と言われるようなキャリアウーマンでした。

 仕事では誰にも負けない努力をしていましたが、ストレスから思わぬ悩みを抱えることになってしまいました。「ポルノ依存症」です。

 最初は帰宅後にスマホでポルノを少し視聴するだけでした。

 でも、疲れとストレスでどんどん時間が延びて、単なるストレス解消法とは言えなくなって、日中も頭から離れないようになってしまったんです。

 ミサキさん( 仮名)は、ポルノ依存症はあくまで男性が抱えるもの、と思い込んでおり、うまくストレスを解消できていると自らに言い聞かせていました。

 しかし、これまで紹介してきた男性と同様、彼女もいつの間にかポルノが日常の一部になり、視聴がやめられなくなっていきました。

 一般的には、ポルノ依存症というと男性の問題だと考えられがちです。

 実際、ポルノに関するデータは男性に偏っており、ポルノ依存症の研究や議論でも男性のケースが多く取り上げられています。

 しかし、近年では私のクライアントもふくめ、女性から相談が増えてきているのです。ミサキさんのケースでは、ストレスの多い仕事を抱える中でポルノ依存症が始まりました。

 彼女は、仕事から帰宅するとリラックスするためにポルノを視聴するようになり、次第に時間が増え、視聴するコンテンツも過激になっていきました。