物心ついた時からスマホやタブレットが当たり前にある「デジタルネイティブ世代」の子どもたち。彼らは今、親世代が経験したことのないレベルでポルノコンテンツとの距離が近い生活を送っている。
そうした距離の近さがきっかけとなる“危険”にはいったいどのようなものがあるのか。インターネットポルノ依存に詳しい牧師の石川有生氏の『脳が壊れるインターネットポルノ依存症』(すばる舎)の一部を抜粋して紹介する。
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デジタルネイティブの子どもたちをポルノから守るために
ここからは番外編として、主に10代のお子さんを持つ、親世代に向けた内容となります。
なぜ特別に、保護者に向けてメッセージを届ける必要があるのか?
まずはその疑問に答えましょう。
ポルノコンテンツは2010年代を皮切りに、デジタル環境の発展とともに高度に進化してきました。
つまり、ポルノ依存症で悩む現役世代(30代~40代)は、青少年期の初めから最新のポルノコンテンツに触れてきたわけではありません。その影響下にあったのはせいぜいここ10年かそこらです。
ところが、今の子どもたちは、まさに「デジタルネイティブ(幼少期からインターネットやスマホが日常にある世代)」。パソコンにスマホにゲーム、タブレット……あらゆるデジタルデバイスに囲まれて育っています。
もちろん便利な側面もありますが、当然、さまざまなリスクにもさらされています。
特に、成長途中の子どもが刺激の強いポルノ動画を目にすることが、心や考え方に良い影響があるとは考えられません。
スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスはどんどん進化していますが、一方で、親世代のインターネットに関する知識や理解は十分ではないのが現状です。
そのため、今、自分の子どもがどんなコンテンツを見ているのか、そこにどのような危険が潜んでいるのかにすら気づいていないことも珍しくないのです。
逆に、親が正しい知識を身につけていれば、子どもを過激なポルノから守ることができます。
ポルノが子どもの心に与える影響や、デジタルデバイスを健全に使う方法について理解を深めることが、子どもたちの健やかな未来を守ることになるのです。
