病気を疑う人の中には「自称・医療関係者」も
──実際にコメントを見ましたが、病気を疑う人の中には「医療関係者です」「家族ががんだった」といったコメントが多かったようですね。
たた そうですね。そうやって医療関係者だと嘘ついているかもしれないのに、僕よりもそちらの方を信じるんですよね。こうやってどんどん事実がねじ曲げられていくんだなと、本気で怖くなりました。だってがんになったのは嘘じゃないから。それなのに「傷跡もないんだろ」「診断書を出せ」とか、たくさん書かれました。
あとは「手術なのに手術着に着替えないのはおかしい」とか言われたんですけど、僕は精巣がんなので、下半身だけ着替えればいいと言われたんです。上を借りると1000円追加でかかるって言われたので断ったんです。そしたら「やっぱり手術も嘘なんだ」と書かれて。
──精巣がんは10代~20代男性に最も多いがんである一方、患者としては10万人に1~2人程度だと言われています。あまり症例が知られていないのも誤解を生んだ原因かもしれません。
たた そうですよね。一般的にがんというと、もっと重い症状を想像されている人が多いのかな、と思うんです。でも、実際には、がんでも治療しながら働いていたり、本当は体調が良くないけど元気に過ごしている、という人もたくさんいるんですよね。でも、パッと見で元気に見えたらSNSでは嘘つき呼ばわりされてしまうんだな、と⋯⋯。
ただ、がんを報告した5月中、InstagramやTikTokとか、僕がやっている全媒体合わせて、1億回ぐらい再生数があって、ものすごく反響が大きくて。
学生時代のバイト先の先輩からも「たたの病気ってどうなの? 嘘なの?」と聞かれたと連絡が来ました。それを聞いて「みんな僕のことを疑っているんだ」と怖くなりました。
──DMは3000件近く来たそうですが、どんな内容でしたか?
