一万円札の肖像でおなじみ、渋沢栄一の教えをまとめた本として、広く知られるのが『論語と算盤』だ。ただし内容はなかなか難解であり、読破したことのある向きは少ないと思われる。
ならばそのエッセンスを汲み取って、漫画化して読めるようにしたらどうか。そんな考えのもとつくられたのが、羽賀翔一・ワタベヒツジによる『漫画 論語と算盤』(徳間書店)だ。
物語の舞台は、ある大学で開講された社会人向けの夜間講座。教鞭を執るのは、渋沢栄一を彷彿とさせる風貌の男だ。29歳のショウタは会社員。彼は職場で、自分を一人前に育ててくれた恩師・佐竹へのリストラ宣告を求められていた。(全3回の3回目/最初から読む)
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