スタジオからは「安達容疑者だけで学校に行った可能性」も指摘された。

鳴海氏は安達容疑者が「車で学校に向かった」意味をこう推測する。

元神奈川県警 鳴海達之氏:『学校に送っていく』と言った手前、やはり学校までは行かなきゃいけない。

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自分の車で学校のそばまで行って、誰かに見られてもちゃんと送っていったという偽装ができる。そのためだけに行ったんだろうと思います。

「学校まで車で行った」 偽装のための行動か

■「衝動的に」という言葉を一概に信じてはいけない

安達容疑者は任意の取り調べに対し、「衝動的に首を絞めて殺した」という趣旨の供述をしているとされる。

しかし鳴海氏は、「衝動的」という表現に慎重な見方を示した。

元神奈川県警 鳴海達之氏:『衝動的に』というのは、いま容疑者が話をしているだけであって、それを警察が追認しているかというと、今の段階ではそうではないと思います。

殺意を抱いていく過程があって、いくつかの段階を超えて爆発したときに、人は殺害という行動を取るんだろうと思う。『いつか機会があったら殺してやろう』と思えば、ある程度の計画性があると見てもいい。

また、ジャーナリストの岸田雪子氏は、「衝動的だった」という供述が、容疑者にとって有利に働く側面を指摘した。

岸田雪子氏:計画性があれば、より悪質性が高いと見られがちですよね。『衝動的だった』『全部、場当たり的だった』ということにして、傷害致死のような形で刑罰を軽くするストーリーを描けてしまうんじゃないか。

これに対し鳴海氏は、殺人と傷害致死の線引きについてこう述べた。

元神奈川県警 鳴海達之氏:首を絞めて殺したということに傷害致死はないと思う。首を絞めればどういう結果になるか、呼吸ができずに死んでしまうわけですから、生命維持に欠かせない部分を攻撃するということ自体は、殺意が強いとみてもいい。

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