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再びスポットライトをあびたのは、まさかのこの人

甘利明 元経済再生相
「立派な勝ち方をしたい。さすが現職総裁と言われる戦い方をする」

YOMIURI ONLINE 8月29日

甘利明元経済再生相 ©JMPA

 安倍首相3選後のポスト狙いも活発化している。注目されているのが安倍首相の盟友である元経済再生相の甘利明氏だ。甘利氏は安倍首相を支持する選挙対策本部の事務総長に就任。28日の会合後は記者団に上記のように意気込みを語った。また、27日には安倍首相に麻生派の政策提言を提出。提言の中には来年夏の参院選までの憲法改正の国民投票の実施などが盛り込まれ、安倍首相も「基本的に考え方は全く同じ」と述べたという(産経ニュース 8月27日)。

 甘利氏のポストについては、「有力なのは総務会長ポスト」(『週刊文春』9月6日号)、「党四役など重要ポストへの起用」(日本経済新聞 8月29日)、「財務相」(日刊ゲンダイDIGITAL 8月23日)など、さまざまな予想が出ている。

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 甘利氏といえば、千葉県の建設業者から計100万円の現金を受け取っていたことを認めて2016年1月に内閣府特命担当大臣(経済財政政策)を辞任した。このとき、甘利氏への現金供与や接待の総額は1200万円に上っていたと報じられている(毎日新聞web版 2016年1月20日)。こんな人が財務相になったらスゴいな。

野田毅 自民党・総裁選管理委員会委員長
「必ず各候補者を平等・公平に扱ってくださるようお願いいたします」

毎日新聞web版 8月28日

 自民党の総裁選管理委員会は28日、新聞・通信各社に対し、総裁選に関して「公平・公正な報道」を求める文書を配布した。「各社の取材等は規制しない」とした上で、インタビューを含む記事、写真の掲載面積などについて「必ず各候補者を平等・公平に扱ってくださるようお願いいたします」と記されている。

 奇しくも石破氏のスローガン「正直、公正」を彷彿とさせる言葉で、マスコミを諌めるのであった。