昨年秋の自民党総裁選で、高市早苗首相の陣営が、自身の公式アカウント以外のアカウントから高市氏を礼賛する動画をSNSに投稿していたことが「週刊文春」の取材で分かった。

昨年9月から10月にかけて行われた総裁選で勝利し、首相となった高市氏 ©時事通信社

〈誰にも忖度しない、圧倒的な実行力〉

 SNS上の複数の”政治系アカウント”の運営に、高市陣営が深く関与していたことが「週刊文春」の取材で判明した。高市陣営のメンバーが実名で証言した。高市早苗事務所の公設第一秘書・木下剛志氏を含めた陣営内部では、総裁選の動画投稿の方針を以下の通り、決めたという。

「小泉氏へのアンチを7割、林氏アンチを1割、高市氏のポジティブな動画を2割作る」

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 実際、「週刊文春」が入手した動画には、小泉進次郎氏や林芳正氏への中傷動画だけでなく、高市氏を取り上げた動画もある。そのすべてが以下の通り高市氏を礼賛しているものだった。

〈誰にも忖度しない、圧倒的な実行力〉

〈覚悟と圧倒的な情報量に基づいた交渉力を持つリーダーは誰か 高市早苗は、決してブレない〉

〈国民を実験台にするエリート政治家に国は任せられない あなたの生活と雇用を守る盾 高市早苗〉

「週刊文春」が入手した礼賛動画は、「週刊文春 電子版」で見ることができる ©時事通信社

 高市首相に質問状を送付すると、主に「高市事務所及び高市陣営においては、2025年自民党総裁選及び2026年2月衆議院選挙において、高市早苗公式アカウント及びチームサナエのアカウントでのSNSによる発信は行ったが、それ以外のアカウントでの発信は行っていない」と否定した。

 4月29日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および4月30日(木)発売「週刊文春」では、高市陣営によるSNS作戦の実態を詳報。公設第一秘書のショートメッセ―ジなどを基に、主な動画とターゲットになった政治家をリスト付きで詳しく報じる。さらに「週刊文春 電子版」では、高市陣営が作成した実際の動画も公開している。

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最初から記事を読む 高市陣営が対立候補への“中傷動画”を投稿していた《総裁選の期間中に…小泉氏に「無能」、林氏に「アウト」》