山下 はい。風をテーマにしていることで、まさに気の向くまま、のんびりした感じが出ていると思います。現場の雰囲気も、とてもリラックスしていますよね。それが作品の魅力につながっている。
山﨑 そうだね。いい意味で出演者もみんな、楽しんでるというか、遊んでるよね。僕もドラマのシリーズでは、台本にないのにラーメンを食べたりソファに寝転がったり、楽しませてもらっていました。
山下 そうでしたね(笑)。
山﨑 みんなが楽しんでることが、このドラマの一番いいところじゃないかな。不動産関係の説明が必要なときも、グラフを入れたり工夫して、分かりやすくしたのもいいアイデアだった。
山下 努さんのおっしゃる通りですね。スタッフさん、他のキャストさん含めて、和やかな環境で撮影でき、原作の作風も相まって、その楽しい雰囲気が画面を通じて観る人にも伝わっていた。だから今度公開する映画版にまでたどり着けたのかなと思います。
山﨑 ふつうのドラマだと、登場するメンバーがだいたい決まってきてしまう。レギュラーメンバーの顔ばかりになってしまうと、どうしてもマンネリになるけれど、『正直不動産』はドラマの性質上、毎回違うゲストが来て、事件が起こる。その構成もすごくうまくいってた。脚本の勝利だね。
山下 よかったです。ありがとうございます。
山﨑 僕はドラマでも今回の映画でも、ちょっとお邪魔するくらいの出番だけど、楽しくやらせてもらいました。現場を楽しくするのは、一種の才能。『正直不動産』はスタッフも出演者も優秀なんだよ。昔の映画の現場では、監督がいばっていたり、主演の俳優がわがままだったりで、面白くも何ともないことが多かった。
山下はこの「嘘がつけなくなった」という役はやっていてどうなの?
《対談の続きは「週刊文春 電子版」で配信中。また5月13日12時配信の「週刊文春 電子版」および5月14日発売の「週刊文春」では対談の後編を読むことができる》


![[師弟対談]山下智久×山﨑努「若かったころを思い出して…」](https://bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/0/c/-/img_0c717aa0daa7a921177cced4a760c698906823.jpg)