大人の語学学習について、迷えるあなたの背中を押してくれるのは、カナダで語学学校を10年間経営、現在はその経験をいかして、独自の英語学習法を伝授・発信している中林くみこさん。事情通の専門家が語る、令和の最新英語学習事情とは?

Q いま英語を学ぶ意味は?

 確かに今や英語の翻訳・通訳アプリはかなり優秀で、街で外国人に道を聞かれたくらいならスマホで用が足りてしまいますよね(笑)。じゃあ、それで仲良くなれるかというと、やっぱりそんなはずもない。もちろん詰め込み型の“受験英語”でも無理。大人だからこそ、ちゃんと相手と向き合って仲良くなるための英語を身につけたい。ビジネスシーンでもプライベートでも、そう思う方は少なくないようです。また、コロナ禍をきっかけにオンライン受講やオンライン留学を受け入れる大学が増えました。日本人にとっては円安や情勢不安から海外渡航はかなりハードルが高くなっていますが、一方、やり方次第で、いくらでも自分の世界を広げられる時代が到来しています。英語の習得が、その強い助けになることは、今も昔も変わりません。

Q おすすめの学習法は?

 断然“独学”です。楽器やスポーツは上達のために必ず自主練をしますよね。同じように、英語もどんな学習方法であれ自習が必須です。だから独学の環境を整えることが何より効果的かつ重要というわけです。

Q 最初の1歩は何から?

 ぜひ、AIの“学習コーチ”に相談を。いわゆる生成AIの「ChatGPT」や「Gemini」などに向かって、「これから英語学習を始めようと思うので、私にあったプランを提案して」と伝えてみてください。たちまち、さまざまな学習法を導き出してくれますよ。ポイントは「私」の情報を的確に伝えること。どんなステイタスの持ち主で、英語力はどれくらい、そして目標は? ほかに性格や趣味なども。そういったことを細かく指定していくことで、AIはどんどんカスタマイズされていきます。あとは、それに沿って学習を進めていけばOK。AIが相手なら変な見栄を張らなくていいところも利点です。

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生成AIを相手に英会話をしてみよう

この続きでは、AIの具体的な使い方を紹介。現在配信中の「週刊文春 電子版」および4月30日(木)発売の「週刊文春」では、本記事の全文と「翻訳家・宮崎伸治による他言語学習のススメ」記事も読むことできる。また、「週刊文春」では50歳からの「大人のための手習い入門」として大学での学び直しやガーデニングなどを取り上げている》

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