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嘉納さんは2人にとって「カナダのお母さん」的な存在となった。マルコットも言葉の壁に配慮した。
「ペアの指導で重要なのは、2人に平等に接することです。例えば龍一に通訳を頼みながら指導したら、璃来の心は私から離れていきます。最初はスマートフォンで翻訳しながら2人に話し、璃来もすぐに英語を身に付けました。実は、私もフランス系カナダ人なので、14歳までは英語を話せず、言葉を使わず意思疎通を図ることに慣れていたんです」
“頂点を極めた”ペアの法則
結成からわずか3か月後のNHK杯で5位。22年の北京五輪では、結成3年目で団体戦の銀メダルに貢献し、個人戦でも7位と、日本ペアの最高位を更新した。さらに五輪の翌年の世界選手権では金メダルを獲得するまでに成長していった。
※この続きでは、五輪目前の“りくりゅう”ペアに起きたハプニングが語られています。約9200字の全文は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年6月号に掲載されています(野口美惠「りくりゅう『奇跡の金』の軌跡」)。

