“生活習慣病の総合デパート”「オジ記者」が認知症外来専門医の内野勝行先生に弟子入り。認知症にまつわる誤解を正し、中高年から実践したい予防法を学ぶ。

 最近、よく聞く「スマホ脳」。スマホは脳に優しくないイメージが強いが、内野先生は中高年に向けて「もっとスマホを使おう」と、提唱する。しかも、忘れたらすぐ検索機能を使って良いという。ガラケー世代のオジ記者にスマホを認知症予防の“味方”にする方法を伝授してもらった。

Q 49歳、オジ記者です。オイラ、GW中は配信ドラマ三昧でした。戸田恵梨香さん演じる細木数子の半生記を一気見してしまって。おかげで毎日徹夜続き。近頃はスマホで簡単に観られちゃうから。

A オジ記者の未来を占わなくても、確実に認知症まっしぐらだゾ。

Q 地獄に堕ちたくないよぉ。スマホが脳に良くないことは、なんとなく分かっているつもりです。

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A それはちょっと誤解があることを今回は学んでもらう。その前に、とは言っても長時間の動画視聴が認知症発症リスクを高める研究結果が複数報告されている。

Q TikTokで流れているようなショート動画はどうでしょう? 最近、SNSをはじめたのですが、オイラ好みのグルメ系動画が延々と再生され続けて。ヨダレが止まりません。

A ダメだ! ショート動画の過剰視聴は、認知機能に悪影響を及ぼす危険がある。豪・グリフィス大学の研究グループ(2025年)が、ショート動画の視聴時間が長いほど、認知機能が低下すると指摘している。

Q え!? それってもしや「スマホ脳」と関係ある?

 

A そうだ。「スマホ認知症」と言い換えてもよいだろう。スマホの過剰利用によって脳が疲労してしまい、集中力の低下や物忘れなどが一時的に起こる。寝つきが悪い、苛立ちが抑えきれないといった症状も現れる。10代から30代の若年層を中心に「スマホ認知症」予備軍は国内に1000万人以上いるんじゃないかな。

Q 先生は昨年、「スマホ認知症外来」を開設したんですよね。

A 働き盛りの20代から50代、つまり認知症になるにはまだ早い世代から「スマホ認知症かも?」という問い合わせが増えているんだ。

Q やっぱりスマホは認知症予防の敵じゃないですか。

A 動画の見過ぎは確かに良くない。でも、今回、オジ記者のような中高年の方に伝えたいのは、使い方次第でスマホは認知症予防の味方になる、ということだ。

Q 実際にスマホが認知症予防に役立つとする研究なんてありますか?

《この続きは現在配信中の「週刊文春 電子版」および5月13日(水)発売の「週刊文春」で読むことができる》

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スマホとAIを味方にせよ|1万人を診た専門医が解説 49歳からの認知症予防【第8回】

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