昨秋に初めてバズったのを皮切りに、SNSで注目を集める藤田シオン(33)さん。現在は身長158センチ、体重76キロというぽっちゃり体型を武器にインフルエンサーとして活動しているが、かつては一般企業で働き、さらに元アイドルでもあるという。
やむをえない事情で職場をバックれ、アイドルを実質クビになり、そんなすったもんだの末に、いかにして彼女は、“藤田シオン”になったのか?(全3回の2回目/続きを読む)
◆◆◆
「僕の金玉を蹴ってくれ」
――現在は、「ぽっちゃり有識者」を名乗ってインフルエンサーとして活動し、定期的にリアルイベントも開催しています。人前に出る仕事を始めたのはいつだったのでしょうか?
藤田シオン(以下、藤田) もともとは2022年、アイドルとしてデビューしたのが始まりでした。
――現在の藤田さんが33歳なので、デビューの時点で20代後半。アイドルとしてはけっこう遅咲きですね。
藤田 たまたまスカウトされて、アイドル活動をスタートすることになったんですよね。アイドルになりたかったというより、アーバンギャルドさんや大槻ケンヂさんといったアーティストにずっと憧れていて、エッセイを書いたり歌を歌ったりといったことに興味がありました。
人生の悶々としていた時期にお声がけいただき、「アイドルをきっかけに、昔から憧れていたような活動に繋げていけるんじゃないか?」と考え、アイドルデビューを決断しました。
――悶々としていた時期だったんですか?
藤田 はい。営業の仕事を辞めて、転職活動にも失敗し、やけくそになっている時期でした。かつて勤務していた会社の社長は、よく食事を奢ってくれたりして、すごく良い人だと思っていたんですが、ある日突然、「僕の金玉を蹴ってくれたら10万円あげるよ」と言われて……。その瞬間、いろいろな感情が頭の中に渦巻いて、泣きながら家に帰り、そのまま仕事をバックれました……。
――バックレも当然の出来事ですね……。所属したアイドルグループもなかなか独特なコンセプトだったと聞きました。
