「私たちは講演をやめさせたいわけではありません。神谷氏に過去の発言を撤回し、差別的発言を行わないとする誓約書にサインしたうえで、講演してほしいと求めました。しかし、サインをもらえませんでした」
混乱が広がる中、現場に現れた「右合の衆」の山田泰代表は、こう宣言した。
「講演会は延期となりました。現時点では、理由はお答えしかねます」
衝撃のメールを独占公開
午後1時過ぎ、Ⅹ上で中止が発表されると、「法文一号館」全体が封鎖された。だが、影響は神谷氏の講演会にとどまらなかった。午後3時前、学園祭の主催者「五月祭常任委員会」が全ての企画を中止すると発表。来場者はキャンパス外への退出を求められたのだ。しかし、件の4人組が原因だとすれば、あまりに大袈裟な措置だ。サークルで模擬店を出していた一般学生はこう首を傾げた。
「この日のために準備してきたのに……。何が原因なのか全くわかりません」
前後して、報道各社が報じたのは、主催者らに届いた爆破予告の存在だ。実際は何が起こっていたのか。「右合の衆」の山田代表に尋ねると、書面で次のように答えた。
「朝10時半に爆破予告メールが届きました。送り先は右合の衆だけでなく、五月祭委員会など各所です。中止の経緯については、実行委員と大学側が協議した結果となります。我々としては、彼らの判断を仰ぐしかありませんでした」
届いたメールは、次のような内容だったという。
「東大を5/16、17の12:00〜17:55の間に爆破します。本郷・弥生キャンパスの各所に爆弾を仕掛けました」
実は、爆破予告に加え、神谷氏を“ターゲット”にすることも明記されていた。
「特に本郷キャンパス 法文一号館 25番教室は必ず爆破して参政党党首・神谷宗幣を殺します。キャンパス内各所に爆弾を仕掛けたうえで当日ナイフをもって襲撃に行くので必ず殺す。神谷以外も道連れで何人か殺す」
身勝手な殺害予告が“道連れ”にしたのは、無辜の学生の青春である。
