尊敬している上司が「頑張らなくてもいい」

――YouTubeチャンネルの運営でも、実はピリッとする瞬間があるという話を以前されていましたよね。

ぐんぴぃさん ©佐藤亘/文藝春秋

ぐんぴぃ YouTubeもそうですし、お笑いの単独ライブなどでもそういう瞬間がありますね。やるべきことが期日までにできていなかったスタッフに対して「どうしてできてないんだ? じゃあ僕がやります。もういいです」みたいな感じで。そういう時には肩肘界隈の感じが出ちゃうかもしれないなぁ。

――ぐんぴぃさんがもし会社員をずっと続けていたら、どんなビジネスパーソンになっていたと思いますか?

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ぐんぴぃさん ©佐藤亘/文藝春秋

ぐんぴぃ うわぁ、どうなってたんだろうな(笑)。でも、ブックオフ時代の上司には「頑張らなくてもいい」ってずっと言われていたんですよね。ゴリラみたいな、ドンキーコングみたいな人でちょっと怖い人だったんですけど。

――「頑張らなくてもいい」とはどういう意味だったのでしょう?

ぐんぴぃ ブックオフで働いているのに「俺は本を一冊も読んだことがねえし、どの本が売れるとか売りたいとか一切ねえんだよ。俺には本棚に札束が詰まってるように見えてんだよ」とか言っている人だったのですが、僕が仕事のことで相談したら、「頑張らなくていい。頑張って結果を出すのは当たり前なんだから、頑張らずに結果を出すんだ」と。「頑張らなくてもうまく回るように考えろよ」「当たり前を見直せ」ということだと思うんですけど、その言葉には影響されましたね。その人のことは未だに尊敬しています。

ぐんぴぃさん ©佐藤亘/文藝春秋

――ガムシャラにやるだけが正解ではない、効率良く働けということですね。

ぐんぴぃ ガムシャラにやるところはちゃんと見極めて、「頑張ったから結果が出た」ではない方法を探そうと思っていました。戦略といえば戦略ですよね。