NHKアナが涙した「試合前ノックで甲子園の土を踏んだとき」
NHKアナウンサー中村信博(2012年)は香川県立高松高校時代、甲子園出場経験がある。2005年春の選抜大会で同校が21世紀枠で出場したときのことだ。中村はNHKのウェブサイトでこう振り返る。
「私は控え選手で、試合には出られませんでしたが、試合前ノックで甲子園の土を踏みました。涙が出るほど嬉しかったです。甲子園は、スタンドよりグラウンドに立った時の方が大きく感じます。観客席が高く、聳え立つ壁のようです。また、浜風が強く、フライは上空でゆらゆらと揺れます。選手たちは何気なく捕っていますが、とても凄いことなんだと実感しました。放送の際は、敬意を込めて実況したいです」
NHK記者から政治家に転身したのが井出庸生だ(2002年、いで・ようせい)。私立武蔵高校出身。東大野球部では主将をつとめた。祖父は元内閣官房長官の井出一太郎で、2012年に国会議員となる。維新の党、民進党、希望の党と政党を渡り歩くが、現在は国民民主党には属さず、無所属議員で通している。
井出の民進党、希望の党時代に、東大野球部の先輩がいた。階猛(1991年、しな・たけし)である。日本長期信用銀行を経て政界に打って出る。現在は国民民主党におさまった。
TBSにも縁がある。アナウンサーの喜入友浩(2017年、きいれ・ともひろ)は、日本ハムの宮台康平とバッテリーを組んでいた。福岡県立修猷館高校出身。1年浪人して東大に入学する。
TBS入社後、こう抱負を語っている。
「試合で臨機応変に対応できるように、相手の分析をはじめ、準備やシミュレーションを大事にしました。生放送と同じですね。どんなニュースが起こっても、しっかり伝えられるように準備していたい」(「スポーツニッポン」2017年8月31日)
現在、『Nスタ(日曜日版)』のキャスターをつとめる。