昨年秋の自民党総裁選などで高市早苗氏の陣営がライバル候補を誹謗中傷する動画を作成した問題について、木原稔官房長官は6月8日、「高市首相の衆議院議員としての活動に関することですので、政府としてはコメントは控えております」と述べた。

 この問題をめぐっては「週刊文春」が4月下旬から陣営内の動画作成の手法や公設第一秘書と動画作成者のやりとりなどを報じてきた。その記事の中から、高市陣営内部のZoom会議音声について報じた、6月3日配信の文春オンライン記事を再公開する。

高市氏の従来の説明を「一議員としてですが…」と口にし、読み上げた木原稔官房長官。今週号の「週刊文春」では、旧民主党の公募への応募を示唆していた意外な過去も取り上げられている ©時事通信社

 高市早苗首相陣営によるライバルや野党への“中傷動画”の作成・拡散問題。これまで「週刊文春」は4号連続で報じてきたが、高市首相は国会で核心部分の説明を避けている。

 首相は5月11日、「週刊誌の記事を信じるか、秘書を信じるかというと、私は秘書を信じます」と答弁。同日には動画作成者について「私自身も地元の秘書も面識のない方」と説明し、同28日には「反対に秘書から私、怒られましたよ。『信じてないんですか』と怒られました」と答えた。

 だが今回、新たな証拠を入手した。

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Zoom会議の音声を入手

 高市事務所の公設第一秘書・木下剛志氏と、動画作成者・松井健氏らが昨年12月に開いたZoomによるウェブ会議。「週刊文春」はその音声を入手し、内容を詳細に分析した。

 Zoom会議では木下秘書が次のように語る。

「やっぱり、デジタルとアナログのコラボレーションで精度を上げていくということだと思うので」

「うまくですね、一緒にやれたらいいなと思います」

木下剛志氏 ©文藝春秋

 自民党総裁選と衆院選の“中傷動画”でタッグを組んだ両者は、一体何を話し合っていたのか。

 高市首相秘書と動画作成者の蜜月ぶりを示すZoom会議の中身、前後に行われたLINE等のやり取りを記したスクープ第5弾記事を、現在配信中の「週刊文春 電子版」および4日(木)発売「週刊文春」に掲載する。また「週刊文春 電子版」では実際のZoom会議の音声を公開している。

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最初から記事を読む 高市陣営が対立候補への“中傷動画”を投稿していた《総裁選の期間中に…小泉氏に「無能」、林氏に「アウト」》