日本経済の中心地、東京・丸の内から“マル秘”財界情報をくわしくお伝えする『文藝春秋』の名物コラム「丸の内コンフィデンシャル」。最新号からダイジェストで紹介します。
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iモード社長の試練
KADOKAWA(夏野剛社長)がかつてない試練に直面している。今年3月、香港系アクティビストファンド「オアシス・マネジメント」の株買い占めが判明。しかも現在、同ファンドから夏野社長の解任を要求されているのだ。
ここ数年、KADOKAWAの経営は波乱続きだ。角川書店を発祥とする旧KADOKAWAと、「ニコニコ動画」で日の出の勢いにあった旧ドワンゴが経営統合したのは14年。NTTドコモ在籍時に情報サービス「iモード」を世に送り出したことで知られる夏野氏が取締役に就任したのもこの年だ。失速するドワンゴ再建を託されたことで経営への関与を深め、21年、異例の社長抜擢となった。
予想外の成り行きで社長となった夏野氏にとって、大きかったのが翌年の不祥事だ。22年秋、自らを引き上げた角川書店創業家の角川歴彦氏が五輪汚職事件で逮捕・起訴されたのである(直後に会長辞任、現在は控訴中)。夏野氏の社内権力は、思いがけない形で強まった。24年には何者かによる大規模サイバー攻撃により情報が漏洩、収益面でも打撃を被ったが、経営体制は無風。純利益は22年3月期をピークに右肩下がりで、26年3月期は10分の1以下まで落ち込んでいるものの、夏野体制は安定期に入った感さえある。
そこに登場したのが冒頭のオアシスだ。600億円あまりを投下しての急速な買い占めで、保有割合はすでに約14%に達する。そして間髪をいれず、6月下旬の株主総会に向けて夏野氏解任の株主提案を突き付けたのだ。
※オアシスが問題視する「夏野氏の失策」とは? 約5700字の全文は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年7月号に掲載されています(丸の内コンフィデンシャル)。

