反対に(2)HDL(善玉)コレステロールは低すぎることが問題となる。
「HDLには血液中の余分なコレステロールを回収する役割があり、動脈硬化を防ぐ働きをします。「善玉」と呼ばれるのはそのためで、40mg/dL未満と低くなると余剰なコレステロールの回収が進まず、血管壁にコレステロールが溜まりやすくなります」
(3)中性脂肪はLDLと同じく、高過ぎるとよくない。
「中性脂肪は身体のエネルギー源として機能しますが、血液中に増えすぎると脂質代謝が悪化し、動脈硬化を促進してしまいます。具体的には、LDLが小型化して血管壁に入り込みやすくなってしまうこと、中性脂肪が増えるとHDLが減ることが分かっており、間接的に動脈硬化を進行させてしまいます。高値と判断される基準は、空腹時採血で150mg/dL以上、空腹時以外で175mg/dL以上です」
3タイプのうち、(1)LDL(悪玉)コレステロールは、肥満など生活習慣の問題がない女性でも、更年期以降に急上昇するケースがままあるというから要注意だ。
「脂質異常症には性差があることが明らかになってきました。コレステロール吸収の指標を調べると、男性は中年以降になると低下してくるのに対し、女性では更年期以降に増加し、高齢になるほど、高値になると報告されています」
なぜか。
「女性ホルモンのエストロゲン低下に伴い、LDL受容体が減少します。分解されなくなったLDLが血液中に溢れ、LDLが高い状態が続きやすくなると考えられています」
数値を改善する対策は3つのタイプで異なる。
《この続きでは ●肥満がなくても要注意、卵を食べ過ぎない など対策を詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および6月18日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》

