イングランド戦では右のシャドーに入ってプレーし、アイスランド戦では左のシャドーでプレーした。右は堂安と久保のコンビが確立しているが、伊東はカタールW杯の時のように、アウトサイドでのプレーが多くなるだろう。

 今回のW杯、チュニジア戦では怪我をした久保に代わり、右シャドーで先発した。果たして今後の試合で、伊東はどのポジションで輝きを見せるのか。

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中村俊輔仕込みのコーナー&フリーキックに期待

 伊東は、ゴールに直結するプレーが期待されているが、もうひとつ大きな任務を背負っている。コーナーキック、フリーキックなどセットプレーでのキッカーとしての役割だ。もともと代表ではコーナーキックの際、ボールを蹴っていた。

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 だが、W杯ではセットプレーがより貴重な得点源になる。そのために多様なボールを蹴れるキッカーの存在、そしてキックの精度が重要になるが、それを高めるために代表チームのコーチになった中村俊輔から、コーナーキックや直接フリーキックの極意を学んでいる。

 特に、直接フリーキックでゴールを狙うのは、これまであまり経験がなかったが、狙って蹴ってみると意外と手応えがあった。「マリノスは地元なので俊さんは、一番憧れていた選手。一番フリーキックがうまい人から教われるのは、良いこと」と、今も意欲的に取り組んでいる。

 オランダ戦でコーナーキックから同点ゴールを演出したように、今後も伊東のキックが日本を救う可能性は十分にあると言えよう。

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苦難を経てより際立つようになったスピード

 振り返れば、カタールW杯後、苦難の道だった。

 サッカー界を揺るがす大きな事件に直面し、昨年10月にはブラジル戦で負傷した。2カ月ほど戦列を離れて、12月26日に復帰し、ヘンクは敗れたが1ゴールを挙げて自らの復帰を祝った。そうして2大会連続で、W杯メンバーに選出された。

 スピードは4年前と変わらず、今も色褪せることはない。むしろ緩急をうまく使うことで、より速さが際立つようになった。

 チュニジア戦では4年前に取れなかったゴールを決め、CKを蹴り、サイドでは抜群のスピードで相手を翻弄した。これからもそれらを再現し、対戦相手を震え上がらせてくれるはずだ。

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