高市首相の後釜を狙う!?
有働 教育であれば教師という道もあった気がしますけど。
髙島 今の道を選んだ一番のきっかけは、東日本大震災です。震災の翌年、高校1年生の時に初めて福島へ行き、自分の故郷のために頑張っている同級生に出会いました。「こういうことができるんやな」と衝撃を受けて、私も地元のお祭りなど、地域に関わってみたら面白かった。大学時代に3年間休学して世界のまちを巡って、地域のまちづくりの面白さも知りました。その経験から地方自治体で働こうと思ったわけですが、選択肢は二つしかないんです。
有働 二つ、何だろう?
髙島 一つは入庁試験を受けて職員になる。もう一つは選挙に出る。その2択なら後者の方が面白いかなと思ってそちらを選びました。
有働 地位やお金など自分の欲を満たすために能力を使うのでなく、人と繋がって一緒に何かを成し遂げることが幸せという感覚……若い頃はあったなぁ。
川田 それ、失うんですか?
髙島 本当ですか?
有働 失わずにこの仕事をしてきたつもりやけど。2人ともその感覚をよくピュアに持ち続けましたね。
髙島 まずお金を稼いで、生活が安定してからやりたいことをやるという考え方もあると思いますが、私は中長期的な目標を立てるのが苦手なタイプで。
有働 えーっ、市政は長い目で見てくれていますよね!?
髙島 仕事はもちろんそうですけど、自分の人生の意思決定はその時面白いと思ったことをやりますね。
有働 そうなのか。川田さんは、いずれ高市早苗首相の後を狙おうといった野望は?
川田 いやいやいや(笑)。そもそも国会議員と首長はまた違うんですよね。国会議員は700人いる一方で、自身のスタッフはたった数人しかいない。その環境で先輩議員たちに根回しするのは大変ですよね。
髙島 得意なんじゃないですか。
川田 私は仕組みを変えるとか作るのが好きなので、基礎自治体の首長の権限の大きさと一緒に働けるスタッフの多さ、市民さんからのレスポンスを考えると、今の職場がベストです。この上なく面白い。
※本記事の全文(約8000字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年5月号に掲載されています(川田翔子×髙島峻輔×有働由美子「市長が一番社会を変えられる」)。全文では、以下の内容がお読みいただけます。
・取り組んでいる議会対策
・なぜ芦屋市は敬老祝い金を廃止したのか
・髙島市長の結婚の予定は?


