オールドメディアなどと称されながらも、いまだに大きな影響力を持っている読売、朝日、日経、毎日、産経の全国紙5紙。読者の疑問に答え、価値のある情報を発信できているのはどの媒体なのか。社説や取材記事について徹底読み比べをしている連載が「新聞不信」だ。「週刊文春 電子版」で配信している「新聞不信」のほか、新聞を論評した記事を一挙に紹介する。
すべての記事は「週刊文春 電子版」でお読みいただくことができます。
購読はこちら読売、日経が批判するほど高市首相の支持率が上がる!《「消費税1%」「定数削減」をどう報じたか》
新聞の社説が世論に響かない――。「紙の王者」読売新聞、「デジタルの王者」日本経済新聞の報道からそんな現実が浮かび上がる。両紙は、高市政権が進める消費税減税や衆院定数削減を社説で厳しく批判している。に…

分析できるのはサッカーだけ
6月15日にNHKが放送したサッカーワールドカップ(W杯)「日本×オランダ戦」の世帯瞬間最高視聴率(関東地区)は午前6時54、55分に34.9%を記録したらしい。 そのタイミングで「米と…

刮目しても変化なし
去る者は日々に疎し、という。確かに、1年経てば同じ6月でも全然違う。 去年は、政権交代前夜の趣だ。時事通信の23日配信記事に痕跡が残る。「都議選で自公敗北、参院選へ動揺 野党攻勢、無党派の『受け皿』…

逃げ腰はタブーを生む
企業再編を解説する記事で新聞には昔から抜けない悪癖がある。その業界の再編の歴史を持ち出し、今回の再編がその延長線上にあるかのように書くやつだ。 家電量販大手のヤマダホールディングス(HD)とエディオ…

事件を一般論で語るな
その昔、ベテラン刑事に習った。「事件を一般論で語ってはいけない。見込み捜査につながるからだ」。 記者も同じだ。長女への暴行事件で阿部慎之助・前巨人監督が現行犯逮捕され辞任した。5月27日の報道を見る…

ナフサ危機が分からない
カルビーが「ポテトチップス」などの主力商品のパッケージを白黒に変えると発表した。身近な商品の包装がモノクロになるというのは意外で、かつ衝撃的。おかげでメディアはこぞって「ナフサ・クライシス」「ホルム…

高市首相×国民玉木の党首討論「雪解け演出」を毎日新聞が報じた理由《読売、朝日は独自視点ナシ》
AI(人工知能)のニュースが新聞に載らない日はなくなった。「クロード・ミュトス」をはじめとする高性能な新型AIは、国家安全保障上の脅威にもなってきた。 AIの発達は、メディア自身をもじわ…

困った時の「萎縮」論
痛ましい辺野古沖事故が忘れられない。抗議活動を続ける船が転覆、高校生が犠牲となった。同志社国際高校のお粗末な対応だけでなく、特定の政治的立場を学ぶ「平和教育」の是非が問われた。当然である。 だが、そ…

日経の言い訳が読みたい
ゴールデンウィークでメディアも気が緩みがちな5月1日、住友商事がマダガスカルのニッケル鉱山事業から撤退すると発表した。保有する全株式を英資源投資会社に売却、2027年3月期決算に700億円の損失を計…

𠮷野家の牛丼に負けている
巷には玉石混淆の情報が毎日溢れ返る。だからこそ新聞には、牛丼の𠮷野家と同じ精神で健筆をふるってもらいたい。「うまい、やすい、はやい」である。 だが、現実はつらい。 例えば、FNNプライムオンラインの…

「高市政権半年」を新聞はどう報じたか《あいまいな朝日vs生々しい読売》
ファクトが充実した読売、何を言いたいのかさっぱりわからない朝日ーー。4月21日に発足半年を迎えた高市政権をめぐる検証記事を読み解くと、部数トップと2位の新聞の政治報道の力量差が如実に表れていた。 多…

海外支局記事のいい加減
米国とイランの戦闘について、日本のメディアに独自の取材網などないだろう。だから巷に溢れている報道の中から記者が「これは」と思うものをピックアップし、まるで自分が取材したかのように伝えているのだろうが…

春風駘蕩? 冷風台頭?
今年は桜も昨年より早く咲いた。春風駘蕩といった風情が漂う。ただし、報道までもが生ぬるい風に吹かれたままでは困る。 例えば庶民のささやかな宴を取材しても結局は同じオチなのだ。「『おにぎり持ってきた』 …

