7月27日、戦後最大の大疑獄事件と言われた「ロッキード事件」で、当時の前総理・田中角栄が逮捕されてからまる50年を迎えた。前総理にして与党の大物代議士の逮捕に日本中は沸騰した。作家の真山仁氏がこの事件を徹底取材したノンフィクション大作『ロッキード』(文春文庫)は各地の書店でベストセラー1位を記録した。この度、真山氏はこの事件に潜む日米関係の闇を追及したスパイ小説巨編『シャドーゲーム』を刊行。これを機に真山氏のロッキード事件に対する思いを語ったインタビュー記事を再公開する。(初出:「文春オンライン」2024/02/01配信)

 

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「発売初日からコンスタントに売れ続けて、一冊も売れなかった日がほとんどない」

丸善丸の内本店で文庫1位を昨年12月からずっとキープしている

 丸善丸の内本店の文庫・新書担当の横山みどりさんによれば「真山さんの作品は、もともとこの2店舗で、以前からよく売れているんです」とのこと。

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「2021年に刊行された『ロッキード』の単行本もよく売れたので、文庫も最初から目立つところに置いてはいたんです。ただ、これだけ売れるとは......。発売初日からコンスタントに売れつづけていて、1冊も売れなかった日がこれまでほとんどありません。もっと大きく展開しよう、ということで、今は1階のレジ前の新刊文庫コーナー、3階の文庫売り場だけでなく、2階の文芸棚でも平積みでご紹介しています。

 文庫でノンフィクションの作品が、2位を引き離してのぶっちぎりで売上1位を6週もキープすることは、これまであまりないことでした。異例の売れ行き、といっていいと思います」

丸善丸の内本店では、店内の各所で大きく展開している

 購買層は、中高年の男性が中心だ。

「購入してくださったある年配のお客さまが『驚いたよ。この本、単行本が出たときはあまりに分厚くて見送ったんだけど、文庫になったんだね。ありがたい』と話していました。文庫効果も間違いなくありますね」(横山さん)