「爆発の大きな音が聞こえた後に外へ出ると、粉塵で視界が真っ白だった。ふと、ガスのような臭いが漂ってきたので、慌てて自宅のガスの元栓を閉めに戻った。地震後、イオンに勤めている友人から送られてきた写真を見ると、店舗の天井部分や骨組みが崩れて、破片が散乱し、地震の被害だけでもかなり内部にダメージがあったことが分かりました。爆発のあった時にはもう避難は終わっていたけれど、従業員用の通路などに残っている人がいたと聞きました」
爆発があった時には事故現場と反対側のモールの駐車場にはまだ多くの従業員や客がおり、白い煙が上がる建物を呆然と見つめていたという。
被災は3度目だが、「今回が一番、怖かった」
事故当日、友人がイオンでアルバイトしていたという、20代の男性もこう語る。
「イオンはよく遊びに行く場所なので、僕も友人と一緒に行こうかと話していたらあの地震と事故があって、本当に驚いた。バイトしていた友人とは、後から連絡が取れましたが、『命からがら逃げてきた』と言葉少なに語っていて、中はかなり大変な状況だったんだろうな、と察しました」
前出の70代の近隣住民は、熊本での地震による被災は3度目だが、「今回が一番、怖かった」と話す。
「何の前触れもなく、突き上げるような衝撃がドーン!ときた。揺れは大きくて長く、立っていられないほどで、机の下に逃げ込もうにも、机自体が動いてしまってどうにもならなかった。食器類は落ちて家の中はめちゃくちゃ。唖然としていたら、あの爆発があって……。10年前もイオンモールは被害があったけれど、今回は規模が違いますね」
昨夜は余震が続き、救急車のサイレンとヘリコプターの音が絶え間なく響いていたという。
「従業員の親族の方なのか、モールの前で泣き崩れている方も見かけた。一刻も早く、行方不明の方々が見つかってほしいと思う」(前出・40代男性)
現地では今も懸命な救助活動が続いている。
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