「たった半年ほどで退社し、いま話題のプルデンシャル生命保険に入社。ライフプランナー(以下、LP)という名の営業マンになったのです」(同前・警視庁担当記者)

 菊池が入社したのは品川第一支社。通称「シナイチ」と言われ、全国ナンバー1の売り上げを何度も記録している“モンスター支社”だった。

“プルゴリ”勢揃いの超体育会系集団

 プルデンシャル社員が語る。

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「当時のシナイチは、ぎりぎりプロになれなかった元スポーツ選手ばかりを採用しており、野球、サッカー、ラグビーなど全国大会出場経験者がゴロゴロいた。仕立てのいいテカテカのスーツを着こなし、高級腕時計をはめて営業に行く。ネットで“プルゴリ”と揶揄されているゴリゴリの営業マンが勢揃いしていました」

プルデンシャルタワー ©︎時事通信

 シナイチの採用担当者は、あと一歩でプロ選手になれなかった人材を探し出し、こう言って口説くという。

「君はスポーツではプロに行けなかったけど、プルデンシャルなら年収でプロ選手に勝つことが出来る。プロになった奴らを見返してやろう」

 縦社会に慣れており、馬力もある。最後は努力と根性で契約をもぎとってくる超体育会系集団に、菊池はさほど抵抗感なく馴染んでいった。

表向きは『啓太郎』と呼ばれていた。でも…

 だが、菊池を知る別のプルデンシャル関係者が明かす。

「シナイチではLPをニックネームで呼ぶ風習があり、菊池は『啓太郎』と呼ばれていた。でも、それは表向きの話。お笑いコンビ『COWCOW』のボケ担当に似ていたので、陰では『カウカウ』と呼ばれ嘲笑されていた」

菊池容疑者

 仕事ぶりはどうだったのか。

「彼の成績をひと言でいうなら“並”ですね。初年度だけ社長杯をもらっていた記憶がありますが、その後は金魚のフンのように成績優秀なLPにくっついてばかり。啓太郎って、よく言えば素直な奴なんですが、悪く言うとどこか抜けている子なんです」(同前)

 結局、プルデンシャルに転職しても大学時代と同様、思うように成績が残せず苦しんでいたというのだ。そして菊池の社会人としての人格形成に大きく影響を与えたと思われるのが、冒頭で紹介した“殺人犯”との接点である。

「菊池と高井は互いに競い合っていた」

「当時のシナイチには、カネ、カネ、カネといった拝金主義が蔓延っており、その代表格が2022年に殺人容疑などで逮捕された高井凛でした」(プルデンシャル幹部)