高井は、21年7月に大阪府高槻市で資産家の女性を殺害した容疑で逮捕された。独身で一人暮らしだった資産家女性と養子縁組をし、約1億5000万円の生命保険を契約。受取人を自分にしたうえで殺害を実行した疑いで逮捕された人物である。後に高井は取り調べに対して黙秘を貫き、留置場で自殺するのだが、保険の営業マンとしても悪名が高かった。
「見た目が爽やかで口も上手い高井は、独身女性に結婚をチラつかせて契約を取る、結婚詐欺やデート商法に近い行為を繰り返していた」(同前)
それでも“結果”は残していた。
「菊池と同様、高井もスポーツ万能。高校ではアメフトで関西選抜のメンバーにも選出された。その体力を生かして、入社当初から高額契約を次々と取ってきていたんです」(同前)
入社後しばらくすると、赤坂の高級タワーマンションに引っ越し、イタリア製の高級車ランボルギーニを乗り回す。そんな羽振りのいい同僚を横目で見ていたのが今回逮捕された菊池だったのだ。
先のプルデンシャル関係者が言う。
「あの頃のシナイチでは、年に3~4回みんなで“ロープレ合宿”に行っていました。伊豆や箱根の高級ホテルに行って、日中はそこでロープレ大会。営業マン役と顧客役に分かれて、保険の勧誘の仕方をみんなの前で披露するんです。優勝したチームには豪華ディナーが用意されており、夜は朝までドンチャン騒ぎ。菊池と高井は互いに競い合っていました」
だが、営業成績はいつも菊池が下。同僚の“活躍”に劣等感を感じていたはずだ。
連行される時の表情は…
「結局、菊池はプルデンシャルではたいした結果を残せず退社。22年11月にコンサル会社を立ち上げたのですが……」(同前)
その直後、親族が警察に逮捕されるという不運に見舞われてしまう。
「親族の逮捕が菊池の人生にどう影響を与えたのかは分かりません。でも、それ以降、彼の行方はまったく分からなくなってしまいました」(同前)
そして今回、突然の逮捕が報じられたのである。
「連行される際にテレビに映った菊池の表情は、プルデンシャル時代に早朝から深夜まで働きまくっていたときのやつれた顔とまったく同じでした」(同前)
菊池にとって、プルデンシャルで働いた時間にはどんな意味があったのだろうか。
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