金子ヘッドコーチはどう答える
次はブルペン担当の吉見コーチにも尋ねた。
――種市が急遽、7回から登板になったと聞いた。
「本当です。『後ろの方で考えている』とは本人にも伝えていました。けれど、7回とも言っていなかったですし、9回とも言っていなかった。正直、種市に『いくよ』と伝えたら『え?』という反応はありました。言葉の伝わり方の違いがあったのかもしれません」
――伊藤が5球しかブルペンで投げられなかった。
「事実です。韓国戦でも同じような球数でいっていました。伊藤にも隅田の次にいくとは伝えていた。前倒し感はありましたが、球数が少なく肩が作れなかったというのは違うと思います」
――首脳陣と選手のコミュニケーション不足?
「これはきちんと書いて欲しいのですが、台湾戦、韓国戦はしっかり勝つため、監督は『皆をつぎ込む形でいきたい』という考え方だった。どこで投げるか聞いていないという発言が、一部の選手から出ているのは聞いています。(でも)皆が行くから調整してほしいと伝えていた。明確に『ここね』『第2先発ね』とは言っていない。どういう形が良かったのかは、教訓にしないといけないと思います」
――試合後選手に「シーズン頑張ってね」と言った?
「プロ野球選手として僕はシーズンが一番大切だと思っています。そのような発言をしたのかは正直覚えていないですけれど、選手が不快に思ってしまったなら申し訳ない気持ちです」
最後に金子ヘッドコーチを直撃した。
――投手陣が敗因の1つによく挙げられる。
「よく『なんであの選手が選ばれないのか』と言われますが、俺らもみんな選びたいのが本音です。けれど言えない色々な事情がある。選ばれた選手がいまのベストメンバーだった」
――ロッカールームでの「世界との差があった」発言に選手が怒っている。
「アメリカやベネズエラはもっとパワーだけのチームだと思っていた。けれど若い選手たちは雑ではなく、野球が凄く上手だなって思ったんです。それで『世界との差』って言っちゃったのかな……」
井端監督にも所属事務所を通じて見解を求めたが、期日までに回答はなかった。
大谷は28年のロス五輪出場に意欲を示している。だが、王座奪還を目指す前に、課題は山積みだ。
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