ヒトの遺伝子数は2万2000、宇宙の年齢は138億。はたまた“3秒ルール”は本当か? 世界を数字と科学で読み解こう――。サイエンスライター・佐藤健太郎さんの新刊『人に話したくなる数字と科学の話』(文春新書、8月20日発売)には、ちょっとした話題にぴったりの79のトリビアが収録されている。
今回はその中から、「4」についての一話をお届けしよう。
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キリンの種類【4種】
「今はもうブロントサウルスという種はない」と聞いて驚いたのは、何年前のことだっただろうか。ブロントサウルスといえば、筆者の子供の頃には恐竜の代表選手的な存在で、どの図鑑にもその姿が描かれていた。だが研究の結果、ブロントサウルスはアパトサウルスという恐竜と同一の種であったとして、その種名が消し去られてしまったのだ。
ところが最近になり、ブロントサウルスはいつの間にか復活していたらしい。詳しく骨格の特徴を調べ直したところ、アパトサウルスとはやはり別物だとして、ブロントサウルスの種名がよみがえったのだ。なんともややこしい話である。
もう一つの有名な恐竜であるティラノサウルスにも、その分類に疑問が持ち上がっている。化石を詳しく調査した結果、ティラノサウルスの骨格は3種類に分類でき、それぞれ違う種だとする論文が発表されたのだ。この研究者は、これまでのティラノサウルス・レックス(王)に加え、ティラノサウルス・レジーナ(女王)及びインペラトル(皇帝)の名を提案している。とはいえこの分類に反対する者も多く、女王と皇帝が今後も生き残るかどうかはまだ定かではない。
