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「今のままではサムスン、SKにも置いてかれる」
この「1番」への道筋に異を唱えるのが、冒頭の久保氏だ。
「太田社長が『4000億円~5000億円の投資を毎年コンスタントに続けていく』と話すのを聞いて、耳を疑った。株式市場から時価総額35兆円の評価を受けているのだから、投資の桁は一つ多くてもいい。エヌビディアやTSMCに勝てとは言わないが、今の調子ではサムスン、SKにも置いてかれる」
久保氏は、キオクシアが東芝から切り離された経緯についても明かした。発端は2015年に発覚した東芝の粉飾決算だ。債務超過に陥った当時の経営陣は2017年、6000億円の第三者割当増資の幹事を米ゴールドマン・サックス証券に任せた。久保氏はこう語る。
「絶対に頼ってはいけない証券会社に任せてしまった」
なぜ久保氏は今になって悔やむのか――。このほか、エヌビディアのCEOが東京・神田で開いた飲み会の様子や、NANDの生みの親・舛岡富士雄氏が東芝社内で冷遇された背景を綴った「キオクシア敗戦 東芝元CFOの告白」は、「文藝春秋」2026年9月号(8月10日発売)及び、電子版の「文藝春秋PLUS」(8月9日先行公開)に掲載されている。
