2月28日にイラン戦争が始まるやいなや、イランの最高指導者ハメネイ師がアメリカとイスラエルによる爆撃で殺されたことは、世界に衝撃を与えた。

 その作戦の遂行を可能にしたと言われているのが、ピーター・ティールが2003年に立ち上げたAI企業「パランティア」である。ティールは、「ペイパル・マフィアのドン」と呼ばれ、アメリカのバンス副大統領の親友でもある。

ハメネイ師 ©時事通信社

ロシアの進撃を食い止めるウクライナのドローン技術に寄与

 パランティアとは、どのような企業なのか? そして、ピーター・ティールとは何者なのか?

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 それらの疑問に答えるレポートをジャーナリストの大西康之氏が、「文藝春秋」5月号に寄稿した。

 大西氏によれば、ピーター・ティールは「テクノ・リバタリアン(科学技術を信奉する自由主義者)」を自認。そして、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロによって、安全保障の重要性を認識し、アナーキズムにも近しかったその反・国家思想は転換した。ティールは「安全保障なしに自由も存在しない」という認識に至り、アメリカを再び強大にするというスローガンを掲げたトランプ支持をいち早く表明した。

米コロラド州デンバーにあったパランティア本社 ©時事通信社

 その思想の下に起業されたパランティアだが、当初は月並みなネット・ベンチャーだとみなされ、ビッグデータを解析する企業の一つだと考えられていた。しかし、世界がパランティアの野望と可能性に気づくときがやって来た。

 きっかけは、2022年に始まったウクライナ戦争だった。

 ウクライナがドローン技術を駆使して、ロシアの進撃を食い止めていることが知られるようになり、そのドローンがあるOS(基本ソフト)の上で動いていることが次第に明らかになってきたのだ。そのOSこそ、パランティアが開発した「ゴッサム」だった。

 4月10日発売の月刊文藝春秋5月号及び、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」では、大西康之氏による「ハメネイ師斬首作戦とティールの水晶玉(パランティア) 」を掲載。

 全文では、ゴッサムはウクライナ戦争やイラン戦争でどのような役割を果しているのか、 そして、ティールがイラン戦争勃発直後に来日したのはなぜかといったさまざまな謎についても解き明かしている。

文藝春秋

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ハメネイ師斬首作戦とティールの水晶玉“パランティア”

出典元

文藝春秋

【文藝春秋 目次】東京極秘対談 ティール×トッド 世界は終末を迎えているのか/池上彰×佐藤優 “暴れ獅子”トランプと“女豹”高市の生きるか死ぬか/官邸官僚の第二の人生

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