車との出会いは人それぞれでも、カスタム沼にハマった者の思いはみな同じ。「自分だけの車」を目指して全力を注ぐ、改造車オーナーたちの素顔に迫る!

 今回は「J.C.Y SUMMIT」の出展者から、カローラルミオンに乗る「うらら」さんをご紹介。

以前は地元のスナックに勤務していたが、コロナ禍で閉店。紆余曲折を経て現在のコーティング屋になった「うらら」さん

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出会いのなかで見つけた「生きる道」

 ちょうど私が中高生くらいの頃、周りでVIP系が流行っていたんですよね。ギラギラしたセダンに乗る先輩たちを見て、「かっこいい」って思っちゃって。車に興味が出たのはその頃からですね。

 でも、免許をとって最初に買ったのはカローラバンなんですよ。VIPもいいけど、みんなと被っちゃうかなって。根が目立ちたがりなので、「商用車を弄ったら注目されるんじゃない?」と思ったんですよね。

ローダウンされたカローラルミオン。ボディの輝きはコーティング屋ならでは

 形としても四角いのが好きなので、それ以来ずっとステーションワゴンを乗り継いで。このルミオンはもう、10年くらいになるかな。

 実はこの車、お店の看板車でもあるんです。2年前くらいから、車のコーティング屋さんをやっていて。それまではしばらく地元のスナックで働いていたんですけど、コロナで閉店になっちゃったんですよ。

鏡のような映り込みのボディにシルバーの大径ホイールが鮮烈な印象を与える

 それからAmazonの倉庫で働いて、半年くらいトップの成績だったんですけどね。正社員に誘われたタイミングで、今度はヘルニアになってしまって……。

 どうしようかと悩んでいた時に、車屋の知人から「工場が空いているから、コーティングやってみない?」と誘われたんですね。私自身、もともとキレイ好きで、掃除や洗車が大好きでしたから、「向いてるかも」って。実家や彼氏の家に行っても、「部屋掃除していい?」「車洗っていい?」って、キレイにしないと気が済まないんですよね。

ステアリングにもピンクとブラックのカバーを装着し統一感を演出

 私も氷河期世代で、仕事は転々としてきましたが、コーティングはほんとに天職でしたね。ボディがキレイになっていくのが快感で、いつも「ずっと磨いてたい!」って思いながら作業しています(笑)。

色んな人と出会って、色んな世界を見てみたい

 コーティング以外だと、やっぱりスナックで働いていた頃も楽しかったですよ。普通に女の子がいるお店で、最初はニューハーフってことで弄られたりもしましたけど、割とすんなり馴染めたというか。

漆黒のボディから一転、車内はオーナーが愛するピンクで彩られている

 そうして水商売をやるなかで、「今はもう時代も変わって、全然普通に生きていけちゃうな」って感触があったんですよね。こういうキャラとして理解してもらえば、どの仕事でもやっていけるし、むしろやりやすい面も出てくるなって。

「車業界にニューハーフは珍しいですから」と、独自の立ち位置を楽しんでいる

 今は彼氏はいませんけど、毎日が楽しいからそれで十分。むしろ、ヤキモチ焼かれて縛られるのもイヤですし。人生のなかでなるべく色んな人と出会って、色んな世界を見てみたいんですよね。

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